Electronic Tattoがあなたの体温を測定します。ついでに無線でスマホに送ります、ってか?

By | 2013年9月19日

(元ネタ:The Verge)
Electronic tattoo tracks the heat running through your veins
Wearable sensors can tell more and more about what happens inside us

http://www.theverge.com/2013/9/15/4724528/ultrathin-wearable-thermometer-watches-heat-move-through-blood

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体温計にはもはや発明も改良も必要とされていないように思われる。例の棒状のものを下に挟んで、しばらく待つ、それであなたが必要とする情報は全て手に入る。そう思える。しかし、我々がもっと注意を払えば、体温は様々な情報を与えてくれる。
「普通、私自身も体温にそこまで興味はありませんでした」イリノイ大学の研究者John RogersはThe Vergeのインタビューで言った。「しかし皮膚温度を測ってみると、実は生理現象や健康について非常に多くのことを示していたのです」

Rogersは装着者がそれを意識しないレベルの極薄フレキシブル電極の研究をしていた。薄さのあまり、Electronic Tattoと呼ばれている。彼の研究チームの最新のデバイスは超高感度の温度計を搭載していた。彼の言葉によれば数千万円の赤外測定用カメラに比肩する性能だとのことだ。そしてそのデバイスのコストは数セントである。このウェラブル温度計は同レベルの仕事をこなすだけでなく、Rogersの言葉を借りれば「皮膚に装着出来て、長期間の測定を被測定者の通常の生活を行いながら継続出来るという点で明らかに秀でている。加えて被験者にカメラセンサの精度を上げるためのイントロダクションをする必要もない」

自らの体温を調整することが困難なひとがいる。そのようなひとにとって、このデバイスを使えばマイクルケルビン精度で温度が測定でき、かかりつけ医にそのひとの体内で何が起こっているのかを理解させることができる。さらに血流の温度変化を見ることもできる、また血管の拡張を温度から検出することもできる。「心臓血管の状態を観測するのにこのデバイスは非常に有用である」Rogersの言葉だ。

彼のチームの新しいデバイスは先日のNature Materialsに記事が寄稿された。一方Rogerの同様の電極の研究は数年前から続いている。デバイスはまるで小さなバーコードのような形状でヘビのようにクネクネと皮膚の上を這いそして皮膚の上には耐水性の接着剤装着される。
2つのバリエーションが違った方法で作られている。しかし両者は同じ結果に辿り着いた。
複数の測定点で皮膚温度を測定することで精度を向上させることができ、そして擬似的な温度上昇のトリガを皮膚上に発生させそれにどのように皮膚が反応するかを測定することも可能だ。

このセンサーのプロジェクトには数年のときを費やした。とはいえ、すでにコントロールをできるようになっていたそのデバイスを用いた平行した研究が、そのエンジニアを巻き込んだ仕事の大半だった。次のステップは『無線通信の実現』だという。しかし現時点ではRogersとその同僚は新しいセンサーの作製と新しい様々な想定環境への対応に追われている。彼らの研究チームはNational Institutes of Health (米国の主要な医療調査団体)にコンタクトを取りさらに良好な皮膚温度測定の方法について模索している。

「我々は皮膚から研究を開始した。しかし同様のデバイスが身体中どこにでも対応できることだろう」

ウェラブル皮膚温度センサーの開発は単なる序章に過ぎない。「身体中にはある種の測定が必要な箇所が数多く存在する」とRogersは言う。彼のチームは如何にしてセンサーデバイスを体内に対応できるようにするか研究に取り組んでいる。心臓隔壁に直接センサーを貼付け状態を測定する、というわけだ。現時点では、単なる温度測定に留まっているが、次世代のセンサーではもっと豊富な情報を取れるようになる予定だとのことだ。Rogersは言う「皮膚はスタート地点だ」


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