(元ネタ:GEEK.com)
World’s thinnest wireless keyboard also acts as a large flexible touch surface
http://www.geek.com/mobile/worlds-thinnest-wireless-keyboard-also-acts-as-a-large-flexible-touch-surface-1569353/
ケンブリッジを拠点とするCSRが世界最薄と思われるキーボードを開発した。フレキシブルなシートで構成され、タッチセンサーが仕込まれている。
薄さはなんと0.5mm。タブレットのケースにさらりと滑り込むことができる。そして通信は無線だ。
このような薄さはCSRがAtmelと開発した導電インクジェット技術によって実現したものだ。操作子は表面に印刷され、タッチコントローラーはマルチタッチが可能なAtmelのICを使用している。そして低消費電力でのBluetooth接続はCSRの得意とするところだ。(ビデオによるとチップはCSR1010を使用)
遅延は12ms、Bluetooth対応機器なら何にでも接続可能だ。
またタッチパターンはプリントを用いているため、いかなるサイズにも変更が容易だ。
劇的に薄いことで、機器のカバーやケースと同時に使用することができるというのが大きな利点だ。そして、これはキーボードだけに用途を限ることはない、スタイラスと組み合わせることでまるで紙に絵を描くようにも使うことができる。
手書き検出もまた可能だ。この技術を電子ペーパーに用いるもの有効だと思われる。
今のところこの超薄キーボードはベルリンのIFA2013で発表された試作品だ。CSRはこれを商品化する上で「どの形状でまずは作るか?」をハッキリさせなければならない。筆者としてはおそらくタブレットやスマートフォン用の手描きを搭載したキーボードが最初のプロダクトだと予想する。