サンフランシスコのベンチャー『2600hz』が全く新しい仕組みを引っさげ通信網市場に参入!

By | 2013年9月13日

(元ネタ:TechCrunch)
2600hz Launches Platform For Opening The Mobile Telco

http://techcrunch.com/2013/09/09/2600hz-launches-platform-for-opening-the-mobile-telco/

“2600hz”のチームがTechCrunchのステージでプレゼンテーションを行った。デベロッパーが自由にサービスを構築出来るオープンAPIでインフラを構築するという試みで、現在のモバイル市場を破壊し得るサービスをローンチする。

彼らの技術はメジャーなテレコム会社にとって足かせとなっている古式ゆかしいスイッチング装置をバイパスすることによって携帯電話通信を拡充することが狙いだ。このソフトウェアスイッチングを使うことで、古来のダイヤルトーンから始まった物理スイッチによる複雑性を抽象化し、インターネット時代に相応しい新しい仕組みを構築する。

彼らのシステムを導入する際にリセーラーとキャリアはわずか$250,000の投資だけで済む、そして一ヶ月程度で導入は完了する。通常機材というのはソフトウェアではなく、プロバイダーは数百、数千の機材を導入せざるを得ず、そしてそれはコスト負担となる。それに加え、アーキテクチャの制限はそのデバイス上で実現可能な機能を制限するということでもある。

CEO Darren Schreiberがプレゼンテーションで言った。
「この技術が広まれば洗濯機と通信し、洗濯が終わったら電話がかかってくるような仕組みも作れる」

2600hzは多大なる努力によって世界中のテレコミュニケーションカンパニーたちとの関係を築くことに成功した。古来のスイッチング技術では彼らには不可能なデータ通信レイヤの構築をこの技術は可能とする。ソフトウェアによって、そこには何の制限もない。リセーラーもキャリアも、自由にサービスを展開することができるのだ。個別の拡張サービス、通話を元にテキストを生成するサービスなどは簡単に付け加えることができるだろう。例えば、2万人の聴衆に対してtext-to-speechの機能を使ってカンファレンスを行うこともできる。
現在インターネット関連会社トップ10のうち3社がすでに2600hzの顧客となっている。Oomaは業務用および個人向け通話システムのプロバイダーだが、これもまた2600hzが公に取引について言及している顧客のひとつだ。

2600hzの『Kazoo』プラットフォームを使用する顧客はフリーのAPIにアクセスすることができる。通話、ビデオチャット、SMSなどの機能が含まれており、これらを使えばすぐにテレコミュニケーションサービスを構築することが出来る。

2600hzチームが言うにはこのサービスは中規模なマーケットに対して最も適しているという。BroadSoftのようなハイエンドサービスと比較すると、彼らはコストも高いし、あくまでハード/ソフト混在の技術であるため、2600hzと比べるとハードウェア依存性が高い。
AsteriskはオープンソースのソフトウェアでBroadSoftとは真逆の例だ。これは非常に小さな規模で使うために設計されている。Twilioや関連サービスは通信会社のトップでデベロッパーがアプリを構築する際に多く導入されている。
しかしSchreiberが先週のインタビューでこう言っていた。「ほとんどの競合他社は彼ら自身のスイッチを持っていない。我々はその意味で彼らよりより高いレベルへと行ける」

また世の中には通信インフラの中には2種類のチャンネルが存在する。RingCentralなどのような通信会社のネットワーク上で動くサービスだ。2600hzは高品位の通話機能をそれらのチャンネルに対して提供する。ソフトスイッチを介することで、通信会社の手を離れ、ダイレクトコネクションを提供できるのだ。

2600hzの技術は非常にユニークだ、しかし市場を征するまでに至るかはまたひとつの疑問だ。彼らは独自のピアリングコネクションを世界中の通信会社と構築してきた。それはまさに文字通り地中に穴を掘り、一個一個を繋げていくような作業だったはずだ。そしてそれは結果として世界中でビジネスを展開する上ではコスト負担がかかることを証明してしまった。コンペティターが成長し、彼らの品質に追いついてくる前にファイナンスの見直しが必要とされるだろう。

CrunchBaseのリンク
http://www.crunchbase.com/company/2600hz


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